コンテンツへスキップ

障害を自覚する瞬間とは①

【この記事はこんなことが書いてあります】

  • 筆者は双極性障害を持っているが長期休暇の過ごし方で体調を崩してしまうことが多い。
  • できるだけ早く、自分の状態が障害によって(躁または鬱に)変化しているということを自覚すると、その後の対処がしやすくなる。

私の場合、長期休暇に気をつける

「長期休暇には罠が潜んでいる」。といっても長期休暇が嫌いでも、悪いわけでもありません。

私は双極性障害という障害を持っています。

一般的に躁と鬱を繰り返すことで知られている障害ですが、特に躁状態に関しては自覚することが難しいのです。

障害と付き合っている人であれば、障害を、その症状を自覚しにくいことほど厄介なことはありません。

そこで、今日は私が「障害」を自覚する瞬間について書きたいと思います。

なぜバランスが崩れてしまうのか

就職して2年、転職を考えつつも、体調は順調。
このバルネラブルにも、やりがいを感じながら毎日を過ごしています。

週休2日にも慣れて、土日や祝日を含む3連休でもバランスを取りながらモチベーションを保ち過ごすことができています。

ただ私の場合、長期休暇の過ごし方に少々、難があるようです。
普段から土日の休みも活動的ではありますが、自分の部屋に留まっていると「嫌な感じが襲ってきてしまう」という理由で外出することが多々あります。

特に長期休暇では焦燥感に駆られ、予定を詰め込みます。

気がつけば早朝覚醒がはじまり、充分な睡眠がとれていなくても外出を繰り返します。

例えばGWなら、どこに出掛けても人ばかり。
そんな自分の力でどうしようもない事実に憤りを感じはじめます。
マナーを少しでも守らない人がいると、心の中で文字に起こせないような汚い言葉で罵倒します。

自然が溢れる大きな公園に行き、思い思いに楽しんで過ごす人たちを見ていたら自分が酷く惨めで情けなく感じられるようになります。

あれ、おかしい?
どこか、何かが、違う。
いったん落ちついて、そろそろストップ!ストップ!!
認知が相当歪んでいることに気がつきました(笑)

障害であることを自覚できれば落ち着いてくる

私の場合、長期休暇があるとアウトプットに困る。言うならば「アウトプット迷子」になってしまうようです。

長期休暇になっても毎日の仕事をしているときのテンション感や勢いをどこかで吐き出さないとバランスを崩すようなのです。

年末年始にも同じ状態を自覚しましたが、やはりGWでも繰り返してしまいました。

この状態に気がつくと「あーこれって障害の仕業なんだよな」と自覚ができ、いい意味で色々諦め、バランスを取ることを考られるようになります。

ただ、性格と障害の線引きは難しく(私はその線引きにあまり意味はないと思っていますが)そんな葛藤や精神の不調は誰にでもある、と熱弁される方も多くいらっしゃいます。

次は私なりに障害を自覚し、うまく位置付けることの意味やメリットについて記していきます。