コンテンツへスキップ

障害者の結婚観について掘り下げよう!① ~結婚できない私~

結婚したい!アラフォー♂

本当につい、2年くらい前までの私は”憑りつかれた”かのようにそう思っておりました。

なかなか、男性では珍しいのかなぁと思いつつ(笑)、なぜ?と問われれば理由は簡単。
一人で生きていく自信がなかったのです。
自信がない、というよりは、一人で生きていくことに漠然とした”不安”がありました。

そんなとき、インターネット大先生で「双極性障害 結婚」なんて検索すると出てくる、出てくる、ネガティブ情報(笑)
それに影響されて、さらなるネガティブ思考のスパイラルへ…。

でもこれって、自分が引き寄せていたこと、なんですよね。

これも鬱状態の特徴だったのかと思いつつ、現在、ある程度安定した状態である私はフラットに結婚は「どっちでもいい」と思えるようになりました。

なぜ、結婚できないのか…理由を考えてみた!

ただ、過去に結婚したくてたまらなかった私は、それと同時に絶対に結婚などできるわけがないと思っていたわけで、その理由を考えてみると以下の通りになりました。

  • 障害の子供への遺伝(服薬の影響など含む)
  • 低所得
  • 相手のご家族に申し訳がない
  • そもそも精神的に不安定=安定した生活ができない
  • 障害があるというだけで抵抗がある方が一定数はいること

これらのハードルを越えてまで、私と一緒になる人などいるわけがないと思っていたわけです。

ただ、私の周りには障害を持っていても結婚している人はたくさんいます。私と同じように上記の理由を抱えながらも夫婦として生活をしている方々がいらっしゃるわけです。

その違いを知りたい…私が抱える問題をどう捉えているのか、もしくは問題とすらしていないのか…。

他の障害者は結婚について、どう思っているの??

そこで、まずは障害者の結婚について何か参考になる統計はないかと探してみたところ、障害者雇用に関する調査・研究・レポートを公開しているサイト「障がい者総合研究所」で障害者の結婚に関する意識調査が行われていました。

結婚をしている 26%
結婚をしていない 75%

既婚者
障害は結婚の支障になった(なっている) 25%
障害は結婚の支障にならなかった(なっていない) 75%

未婚者
障害は結婚の支障になると思う 71%
障害は結婚の支障にならないと思う 29%

【障がい者の結婚に関する意識調査】http://www.gp-sri.jp/report/detail028.html

このレポートでは、障害を持って結婚していると答えた方が26%。結婚していないと答えた方が74%いらっしゃいました。
そのうち、障害を持って結婚している方の、なんと75%が”障害は支障にならない(なっていない)”と答えています。

そして、障害を持って結婚をしていない方で”障害は支障になると思う”と答えたのは71%にも上ります。
この意識の乖離を紐解くことが障害者の結婚、そしてその後の生活をどう豊かにしていくかのカギになるのではないかなと思います。

相手のことを考えすぎてしまうことが原因?

また、アンケートでは障害が支障になると答えた結婚をしていない障害者の方の意見として、具体的にフリーワードで答えた事例があります。

そちらを丁寧に見ていくと…、びっくりするくらい「相手の負担になる」または「相手が障害を理解してくれないと思う」という『相手に依存した意見が多い』のが印象に残りました。

下記はその具体的な意見を抜粋したものです。

  • 聴覚障害のためコミュニケーションが健常者と比べて劣る。聞き返すことが相手にとって苦痛になるのではないか(20 代/男性/身体障害)
  • 行動が制限されるため、私ではなく健常者の方とお付き合いしたほうが、相手の幸せになるのではないかと考え込んでしまう (30 代/男性/身体障害)
  • 発達障害なので相手に理解されない。遺伝のことなども考えると相手や子孫にこの障害を押し付けることが良いとは思えない (40 代/男性/精神障害)
  • イメージ的に感情の起伏や落ち込みが激しいのではないかと思われること(40 代/男性/精神障害)
  • 空気が読めない。身なりを気にしないなどを容認してくれないと続けられないと思う(30 代/女性/精神障害)
  • 障害の理由を伝えるために、病気について話をしたら、無理と言われた(30 代/女性/身体障害)


上記の意見は私が挙げた結婚できないと思う理由とほぼ同じです。
つまり、私自身もかなり一般論やイメージに引きずられた「相手に依存した結婚観」に縛られているわけです。

このバルネラブルは『選択肢を増やす』ことで新しい誰か/自分と出会うとことをコンセプトにしています。


だとすれば…

  • 障害を持っていても結婚されている方と座談会やインタビューを行い、上記の乖離の原因を探り、障害者の結婚観を「できる(と思っている)/している」「できない(と思っている)/していない」に分けて特徴を見つける。
  • 私自身が障害者の婚活パーティーなどに参加して、体験を通じての実感をまとめて紹介する。

上記二つを行うことで、大袈裟言えば、障害者の結婚観を体系的にまとめ、障害者の結婚のハードルを少しでも下げられたらうれしく思います。

まあ二つ目に関しては、いい相手見つけてそのままゴールイン!なんてのもアリですし(笑)それは、それで、とてもおもしろいのではないでしょうか(笑)

今後、それぞれ記事を分けて、随時公開していきたいと思います。