【この記事はこんなことが書いてあります】
- 福祉サービスを利用する際には必ず「支援者」がいる
- 支援者には個性があるので、自分に合うか合わないかが重要になる
- 良い支援者は時に、あなたよりあなたのことを知っている
- 良い支援者の言うことには「理由」があり、利用者の言葉を受け入れる努力をしてくれる
支援者を選ぶ、人を見る
障害のある人が社会復帰を目指す選択として、
- 入院し退院した後の活動先としてB型に行く
- B型で学び次のステップを相談しに行く
- 就労移行を利用して就職する
主に上記3つがあげられると思います。
日々生きていれば変化が訪れて、様々な福祉サービスを利用する機会があるはずです。
福祉サービスには必ず支援者が居ます。
支援者を指名することは難しいですが、支援者を選ぶ目線は今後の皆さんの人生でとても重要になると思います。
支援者は千差万別
皆さんが利用しているのは障害のある方を支援する「福祉サービス」ですが、運営している団体は、会社であり、組織であって、ほとんどがボランティアではないでしょう。
皆さんご存知の通り、会社や組織にはいろいろな個性を持った人がいます。
本当に皆さんのことを考えている人もいれば、組織で自分が出世することを考えている人もいるし、「仕事」ととらえて給料と見合うぶんだけ頑張る人もいます。
もちろん適当に仕事をする人だっています。
人間だからそれは仕方のないことだし、咎めていても状況は変わりません。
だから、自分で「この人がいい!」と思った人と先に進まないと、誰かのせいにしたり、自虐的になったりして、うまくいかないことが多いです。
「何か違う!」と思ったら、担当を変えてもらうのも大切な決断だと思います。
ただ、ひとつ気を付ける点があります。
支援者を選ぶポイントは何?
それは、良い支援者は時に、あなたよりあなたのことを知っているという点です。
あなたが納得のいかないことを言う、あなたにとって口うるさい人が必ずしもあなたにとって悪影響を与えるとは限りません。
実はあなたのことをよく見ていて、あなたが気づいてない変化に気づき、先を見て心配して、そう言っているのかもしれません。
良い支援者は、言うことに「理由」があります。
薄っぺらいとってつけたようなものではなく、支援者自身が見て聞いて、感じたことから、あなたにとっていいと思うことを伝えます。
そして良い支援者は、あなたがその伝えた言葉に反発した時、「悩み」ます。
あなたの反発心への理解と自分の意見をどうすり合わせて方向性を見出せばいいか、はたまた自分の意見は正しいかどうか悩みます。
そういう支援者であれば、年齢が若かろうが、経験が浅かろうがうまく関係がつくれると思います。
福祉サービスを利用する際に是非、「支援者について」も考えてみてください。