コンテンツへスキップ

お金のなる木:収益事業として掘る、福祉サービス①

【この記事はこんなことが書いてあります】

  • 就労移行支援事業所が集金目的と批判されることには一理あるが、お金のために事業が行われるのは当然のことでもある
  • 同じ福祉サービスである共同生活援助(グループホーム)を立ち上げた経験を持つYZだからこそわかる、就労移行のお金の成り立ちを書いていきたいオープンダイアローグという対話の手法から他人の生きづらさをどう受け入れるべきか学ぶことができる

最近よくSNSなどで見かけることがある「就労移行支援事業所なんて、行く意味がない!お金のために無理にこさせたり、役に立たないプログラムをさせられたりするだけだ!」という当事者の方の声。

一支援者としてこの障害福祉サービスという制度について疑問を持ち問題提起をしている側としては、共感する想いがあります。

しかし、そもそもの前提として「お金のために」というのは当たり前のことでもあり、そこを指摘すること自体はナンセンスなことではないでしょうか。

例えばマッサージに行ったとして、気持ちよい施術をするのは「お金のために」やっているというのも一理あるでしょうし、「目が疲れているようなのでアイマッサージもいかがですか。」とオプションの提案をするのも、売上につながります。

話を合わせて気に入ってもらえたら指名がとれ、指名料につながるかもしれません。

ボランティアでやっていない限り、極論すればお金のために働くという考えは外せません。

だから、そこにフォーカスを充てるのは正しくはない。
ましてや福祉サービスは、当事者の方の負担額は極めて少ないものです。

当事者の方が自分で負担しているでもなく、安易にそのような発言をするのは疑問でもあります。
それでも、そういう声が聞こえてしまうのは、その事業の中身が満足度にかけるものだからだと思います。

よくサービス業では顧客満足度なんて言われますが、そういうものがあってもなくてもお金がもらえる制度であり事業だから、サービスに会社として力を入れなくてもよいのです。
そんな誰得?と思われてしまう福祉サービス。

では、実際の利益の観点から掘り下げてみようという記事です。

実際に就労移行と同じ福祉サービスである共同生活援助(グループホーム)を立ち上げた経験値とともに就労移行のお金の成り立ちを書いていきたいと思います。

タグ: