【この記事はこんなことが書いてあります】
- 障害を持ちながら就労していると、どうしても体調を崩すときがある
- 悪くなる前に対処できるに越したことはないが、悪くなってからの復帰の方法を知ることも大切である
- 具体的な方法は「休むこと」と気分の切り替え
- ムリせず休むようにすると、身体が出すサインに気がつけるようになる
体調が悪くなってしまった、さあどうする?
私たちは障害者枠で就労すると、会社から「合理的な配慮」を受けられます。
これによって、障害のない人と同じように長期で安定して働くことが期待されます。
ただそれでも、繁忙期や業務が増えることで就労環境が変化し、どうしても体調が崩れてしまうことがあります。
これは仕方がありません。
もちろん、そうなる前に対処するに越したことはありませんが、障害者の特性は個人で違います。
世の中にある無数の対処法の中から自分に合うものを見つけるだけでも一苦労です。
そこで2年間、障害者枠で働いてきた経験から「体調が悪くなってしまった」ときに、うつになる前にどのように復調していくのがよいのか、順を追って対処方法を紹介します。
①仕事を休む
あなたはがんばりました!
ツラいのなら無理せずに布団の中で過ごしましょう。
とはいえ、これがなかなかできない。思い切って休むことはできた。ただその後……みなさん「罪悪感」で悩むと思います。
ただ、ここは強調します!大丈夫です!
これから先、復調していくための準備期間です。休むことが仕事と思ってください。
②医師の話を聞く
①の段階で医師の意見を聞くために、できるだけ早く予約を取って通院しましょう。
会社は私たち個人の訴えだけを信じるわけにはいきません。
休みが必要な状態か客観的に判断するため、医師の意見が求められます。
服薬の変更もとても大切な情報です。薬の増減があったときは必ず会社に伝えましょう!
③身体を休める
自分の状態に医師の見立ても併せ、もうしばらく休みが必要と思ったら、引き続き遠慮なく休みを取りましょう。
この③の段階で休みが取れるか否かは、会社の理解や医師との日頃のコミュニケーションに依るところがあります。
もし、両者の理解が得られなければ支援機関に相談してみましょう。
医師を説得するのは難しいですが、支援機関はあなたと会社の仲介はしてくれます。
④好きなことをやる
①~③の期間、あなたの頭には常にモヤモヤがあり、ネガティブな気持ちにもなることも少なくなかったはずです。
経験からお伝えすると、最終的に復帰するために一番大切なのはこの段階です。
リフレッシュして、もう一度、仕事への前向きな気持ちを取り戻しましょう!
ということで、1、2日、誰にも遠慮せず思いっきり好きなことをやってください。
内容は仕事や業務を連想しないものではあれば、何でもいいと思います!
私はだいたい水族館に行きます(笑)
< 好きなこと一覧 >
・誰かとおしゃべりする
・体を動かす
・おいしいものを食べる
・趣味を楽しむ(ゲーム、カラオケなど)
・ウォーキング
※経験から、頭で考えず五感を使うことの方がリフレッシュしやすいと思います
以上です。
自分の身体のサインに気がつく
ポイントは体調を崩したと思ったら、できるだけすぐに休むこと。
なんとか勤務しながらバランスを取ってきたが、結局体が休まらず、朝起きられなくなってしまった。
それはがんばりすぎです。
素直に休みましょう!
これを癖にすると、体が出すサインに早めに気がつくようになります。
長期で充実して仕事をしていくには、「これ以上は危ない!」というサインがわかることが大切ですよね。
私の場合、不調の程度が自覚できるようになってきたので、②の医師の問診は必要ないと思ったら③④のみでリフレッシュしています。
ただ、復調の方法と体調を崩す前の対処法方は、また別です。
私は後者が苦手。
これは自分にあった方法をいまだに模索しているので、いつか紹介できればと思います。
最後に補足
有給休暇の有無、付与される条件、消化率で休みやすさのハードルは変わります。
社風によって休みやすさも違うので、一概に休むことを推奨するわけではありません。
ただ「無理をしない」ことは絶対に必要です。
その参考になれば幸いです!